お互いに対照とされる
「DEEP LOVE」「リリイ・シュシュのすべて」といった作品達は「援助交際をテーマの一つに掲げた作品達です。
両作品とも当時社会現象ともなった援助交際を巧みに捉え、映像化した話題作であり、問題作でもありました。
「DEEP LOVE」に関して言えば最近爆発的な人気をみせる携帯小説の点々とも言える柱を作り上げ多くの携帯小説の中でも先頭を走る革新的な作品としても知られています。
他方「リリイ・シュシュのすべて」に関して言えば援助交際を見事なまでにリアルに描き少女の住む世界がどんなに汚く美しいか、衝撃的なまでに映像化しています。
彼の描く援助交際はどこか他の作品と違ってスリルにもにた見る者をヒリヒリとさせる力があります。
これを見終わった時「彼女達」も人間である事を思い知らされるのです。
この感覚こそ、強く響き多くの愛人と共鳴する要因となったのでしょう。
この二作品、援助交際という点で共通しているのですが、お互いに対照とされる事があまりありません。それは見てみるとわかるのですが、同じ援助交際という題材でもまったく違った作品だからだということがわかります。
「DEEP LOVE」は援助交際をしている少女の「後悔」に。「リリイ・シュシュのすべて」は援助交際をしている「少女の感性」にそれぞれ焦点を合わせている事に由来します。
援助交際という問題を知る上で、この二作品は是非見ておきたい作品ですね。
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